宇宙戦争
96年は宇宙人ブームだった。
「インデペンデンス・デイ」と「マーズ・アタック」が発表され、地球が宇宙人に侵略されるという単純明快なテーマが受けました。
この2作には「宇宙戦争」という元ネタがある。
38年にオーソン・ウェルズが「火星人襲来」というラジオドラマを放送したことがありました。
その放送を聞いた市民が、本当に火星人に侵略されたと勘違いし、アメリカ中がパニックになったという。
その有名なドラマを映像化したものがこの「宇宙戦争」である。
火星が地球に大接近し、円盤が次々と地球に侵略を開始する。
円盤にはどんな攻撃をしても歯が立たず、町は廃墟と化し、地球全体がパニックとなる。
手も足もでない無敵の宇宙船は「インデペンデンス・デイ」に受け継がれ、レーザー攻撃を浴びると溶け落ちる様は「マーズ・アタック」に受け継がれている。
今見ていると、古くさくて陳腐なものだが、ひねりがない分、かえって新鮮に鑑賞できるだろう。
宇宙人VS地球人、ただこれだけを描いているだけで、サブストーリーは何もない。
でもこれが本気で怖い。
シンプルなストーリー一本の厚みだけでこれほど自信たっぷりに描いて見せられたのも、骨子そのものがユニークだったからであるからだ。
宇宙人と地球人の争いというテーマは50年代の流行でもあり、観客の興味は強かった。
テーマ自体がそれだけでも目新しく、原作者H・G・ウェルズならではの、いかにも本物らしいでたらめな科学的仮説の妙味を活かすには、下手な小細工は無用だった。
ゆえに単純明快な本作はストーリーSFの起源といえる傑作になった。
Increasing in Him,
movie
Topics: 特撮 |
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